1区(21・3キロ)で、5000メートルのU-20(20歳以下)日本記録を持つ中大の吉居大和(2年)が、区間記録を15年ぶりに更新する1時間0分40秒の区間新記録でトップでタスキをつないだ。

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スタートから先頭で集団を引っ張った。5キロ通過タイムは区間記録を8秒上回る14分7秒のハイペースで、5・6キロ過ぎに吉居は集団から1人で飛びだした。

一方で箱根予選会で日本人トップ(8位)と気を吐いた中央学院大の栗原啓吾(4年)、順大の平駿介(3年)ら実力者が、2位集団から大きく遅れ始めた。

吉居の10キロ通過タイムは27分58秒で、区間記録を20秒も上回り、2位集団とは31秒の大差がついた。15キロ通過も区間記録を33秒上回り、2位集団との差を1分20秒差に広げた。07年に東海大の佐藤悠基(当時2年)がマークした区間記録1時間1分6秒の15年ぶりの更新も現実味を帯びてきた。

吉居は20キロの通過タイムでも区間記録を30秒以上も上回りペースは衰えず、佐藤の記録を26秒も更新する驚異的な区間新記録を樹立した。

残り1キロで2位集団を抜け出した駒大の唐沢拓海(2年)が、中大に40秒差で2番目。トップと45秒差で東海大、専大と続き、優勝候補の青学大はトップと46秒差の5番手でタスキをつないだ。