各校のエースがそろった花の2区(23・1キロ)で、東京オリンピック(五輪)3000メートル障害7位入賞の三浦龍司(2年)が区間11位と本来の力を発揮できずに終わった。1時間7分44秒と、区間賞の田沢廉(駒大)の1時間6分13秒から1分31秒も遅れた。19番手でタスキを受け、2人抜いたが、逆に日体大の藤本珠輝(3年)に抜かれて18位でタスキリレーした。

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走り終えた戸塚中継所で取材に応じた三浦の一問一答は次の通り。

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-予想外の展開だった

「日体大がきていることは分かっていたので、後ろからどんどん一緒に行こうとスタート前に話していた.積極的な走りを目標にしていたので、その走りができた。個人的には前半のレース展開は良かった」

-タスキを受けたときはどうだった

「前の駿河台大の選手が見えていたので、まずはそこを追っていこうと思っていました。最後の権太坂で一気に変わってくると思って、先ずは落ち着いていこうと話していました」

-権太坂どうだった

「最初の1キロくらいは楽だったんですけど、最後クイッと上るところに足を使ってしまったので、このままでは最後の坂を乗り切れないと思ってピッチに切り替えました」

-2区を走る意図は監督からなんと言われた

「去年よりもさらにレベルアップするのも必要ですし、自分の中で挑戦するところもあった」

-いつごろ言われたか

「平さんが1区で走るということ決める前に決まっていたので、監督の中ではある程度もう最初から決まっていたのかと思います」

-正式に言われた時はどうだった

「1区でリベンジしたいなという思いがあったので、なかなか気持ちが切り替わらなかった。でも最後の仕上げのところでは気持ちも切り替えて、みんなのモチベーションや雰囲気の中でやるしかないと思っていました」

-距離的にはどうだった

「23キロ長かったですけど、それよりも上り坂の中で自分にまだまだ足りない部分が見えた。脚力作りはトラックにつながるので、さらに磨きをかけたい」

-22年どんな年にしたい

「2022年に入ったとはいえ、箱根駅伝が終わるまでは年を越した感覚にはならないので。自分の中ではある程度収穫があったレースで、内容としては良かった。良いスタートを切れたとは言えます」

-やっていきたいことは

「3障(3000メートル障害)がメインなので、世界陸上もありますし。大きく7分台を目指していきたい」

-爆走して順位を上げると思った

「はい。そこは期待に応えられず、自分の中でも悔しい気持ちがある。伸びしろとして捉えたい」

-駅伝は楽しい

「そうですね。個人レースでは楽しめないことがあるのが醍醐味なので、そこは箱根駅伝楽しめたと思います」

-復路の選手も含めて後続に期待したいことは

「ここからの往路は2、3年生の配置で、復路は4年生など高学年が配置されている。最後は4年生に終わってもらえるようにつないでいってもらいたい」