初マラソンの星岳(23=コニカミノルタ)が、2時間7分31秒の好タイムで優勝を飾った。初マラソン日本記録を更新。2023年秋予定で24年パリオリンピック(五輪)代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権も獲得した。

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「初マラソンだったが、優勝は考えておらず、驚いている。ちょっとできすぎと思うが、うれしいです。勝負は最後の最後と思っていた。思ったように最後、レースをすすめられた」。アップダウンの激しいコースで厳しい駆け引きが降り広げられた。37キロ過ぎから星、山下一貴(24=三菱重工)、浦野雄平(24=富士通)の競り合い。その中から抜け出した星が、なにわ路を制した。

大会前には「今回、初マラソンとなりますが、練習など順調に行えているので臆することなく挑みたいと思います」とコメントしていたが、言葉通り、最後まで攻めのレースをみせた。

今回から市民参加型の大阪マラソンと、五輪や世界選手権の男子代表選考会を兼ねて実施されてきたびわ湖毎日が統合。コロナ禍で一般ランナー部門が中止となり、エリート部門のみのレースとなった。