女子やり投げで東京オリンピック(五輪)ファイナリストの北口榛花(24=JAL)が、61メートル20で優勝を飾り、復活を印象づけた。

1本目で大台の60メートル超え。世界選手権(7月、米オレゴン州)の参加標準記録64メートル00には届かなかったが「60メートルを今季初めて投げられた。久しぶりの大きな大会で楽しみだった」と振り返った。

日本記録の66メートル00を保持する24歳は、昨夏の東京五輪で左脇腹を負傷した。3カ月ほどは練習ができず、ウオーキングなどで下半身を強化。東京五輪前だった昨年同時期と比較して「いい状態」と強調する。世界選手権が開催される今季を見据えて「世界大会でファイナリストを目指したい」と意気込んだ。