男子マラソンで24年パリオリンピック(五輪)の出場を目指す細谷恭平(26=黒崎播磨)が、00年シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子(50)からフォームを絶賛された。

7日、東京・夢の島競技場で行われたイベント「アシックス『METASPEED+』シリーズローンチイベント」に参加。男子マラソン界の有望株について、トークセッションで高橋は細谷の走りを「一言で言うと、軽やか。男性はどうしても筋肉をフル回転させた走りが多いが、女性寄りの走り」と表現。「足はすごく真っすぐ出ている。スムーズできれい。ピッチ走法で、足の負担をかけない走り。女性は特にマネした方がいい」と評価した。細谷は「(高評価に)びっくりしている。自分は骨が細くて芯も細いので意識していた」と喜んだ。

細谷は昨年12月の福岡国際マラソンで2時間8分16秒をマークして日本勢最高の2位に入り、24年パリ五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を第1号で獲得した。マラソンの経験はたった3度。「マラソンの回数は少ないのでもっと経験して、まだまだ引き出しを増やして世界に羽ばたきたい」。

日本代表として走る予定だった9月のアジア大会(中国・杭州)は延期となったが、気持ちは切り替えている。「アジア大会は残念だったが、7月のトラックレースで自己記録を狙いたい。今のマラソンはスピードかが進んでいるので、その先を目指していけたらいい」。日本記録(2時間4分56秒)を保持する鈴木健吾(26=富士通)は、同じ1995年度生まれ。「同級生の鈴木健吾選手が出した日本記録を見据えていきたい」とライバル心を燃やした。