陸上の世界選手権(15日開幕、米オレゴン州)に出場する小池祐貴(27=住友電工)が、個人&チームの2種目での躍進を誓った。6日、所属する住友電工の東京本社で行われた会見に出席した。個人種目では200メートルに出場。100メートルと違い曲線があるため、レーンなどで有利不利が生まれやすい同種目は、波乱も起こりやすい。「スタートラインに立ってしまえば誰にでもチャンスがある」と上位進出に意欲を示した。

3大会連続のメダル獲得が期待される400メートルリレーでは、最年長としてチームを引っ張る役割が求められる。今月1日から3日間行われた合宿ではバトンパスなどを確認。6人中4人が初出場だが「がらっとメンバーが変わってもいい雰囲気。バトンパスも今までの合宿と遜色ないデータが出ている。メダル獲得は十分狙える位置にいると思っている」と力強かった。

開催地のオレゴン州ユージーンは、14年の世界ジュニアで走った経験がある。「アメリカのレースは何回か走っているけど、会場の雰囲気が楽しい。楽しむ余裕を持って、自分のパフォーマンスを出したい」。19年ドーハ大会に続く大舞台。成長した姿を示す。【佐藤礼征】