日本勢90年ぶりにファイナリストに名を連ねたサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)は、10秒06で7位だった。
中盤までは先頭を並んで疾走したが、後半は米国勢らに後れを取った。日本勢では32年ロサンゼルス五輪の「暁の超特急」吉岡隆徳以来、90年ぶりとなる世界大会決勝進出。歴史に名を刻んだ。
サニブラウンのレース後の一問一答は以下の通り。
-レースを楽しめたか
サニブラウン 独特な緊張感があった。準決勝ほど、緊迫はしていなかったですね。みんな準決勝を抜けよう抜けようとなって、結構緊迫していたので。決勝は結構みんなリラックスしてる感じだった。
-スタートの感触は
サニブラウン いやあ、全く覚えていないです。
-緊張していた
サニブラウン 結構リラックスしていたと思います。本当に横一線なので、とりあえずやってやろうという気持ちで、ウオームアップもしていました。
-準決勝を突破したときの心境は
サニブラウン とりあえず『やった』という感情はあったけど、ここから戦わないといけないんだなという感じだった。
-日本の歴史を塗り替えたが
サニブラウン まずまず。こんなところで満足してられないので、もっと上を目指して頑張っていきたい。
-100メートルでのメダルの距離感は
サニブラウン 近いようで遠いかなと言うのが一番のイメージ。すぐそこに手が届きそうだけど、そこの何センチかを縮めるのに、ものすごい練習が必要。1日1日、1秒1秒を無駄にせずに頑張っていきたい。