開催中の世界選手権で、フライング判定の厳しさについてネットで話題となった。

注目を集めたのは、女子100メートル準決勝。第1組でアルフレド(セントルシア)が、第3組でガイザー(バハマ)がフライングで失格となった。それぞれピストルの音が鳴ってからの反応を示す「リアクションタイム」は0・095秒と0・093秒。陸上では、人間が音を聞いてから反応するまで、最短で0秒100はかかるという医学的な根拠に基づき、0秒100未満で足が動くとフライングと判定される。10年からはフライングは一発失格となっており、両者は決勝進出を逃した。

技術の進化などの観点から、陸上界ではたびたび問題視される制度。ネット上では「0・1秒より速く反応したらフライングとか厳しすぎる めちゃくちゃいいスタートなのでは」「0・095秒の人が反応じゃないって誰が判断できるんだ?」「映像で見たら不自然に見えないけど」「科学的根拠もない判断基準変えた方がいいよ」などと、現制度を疑問視する声が多く見られた。