陸上女子やり投げで7月の世界選手権銅メダルの北口榛花(はるか、24=JAL)が26日、注目度の上昇ぶりに驚いた。

国内の拠点としている日大の陸上競技場(東京・世田谷区)で練習を公開。自転車で30社約50人の報道陣の前に登場すると「むっちゃ人の壁がいる! と思ってクラクラした。すごく驚いています」と独特な表現で笑わせた。

20日に拠点のチェコから帰国後は、環境の変化への対応を最優先としてきた。全日本実業団選手権(23~25日、岐阜)は欠場し「(海外は気温)9度で今は29度。20度の差がある。体がつらくて、試合に臨める状況じゃなかった」。現在は家と競技場を往復する生活を続け、2部練習をこなしながら状態を上げている。

今後は10月1~2日のアスレチックチャレンジ杯(新潟)に出場予定。世界選手権後、初めて日本のファンの前で雄姿を披露することになり「(目標を)日本記録とは言えないけれど、60メートルオーバーは投げたい。久しぶりに日本のファンの前で競技ができるのを、楽しみにしています」と大会を待ちわびた。【松本航】

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