第99回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)で連覇に挑む青山学院大の壮行会が15日、都内の青山キャンパスで開催された。

原晋監督(55)は「この12月に入り、非常にいい状態に仕上がってまいりました」と明るい表情を浮かべる。昨年は10時間43分42秒の大会新記録で優勝。「仮に昨年と同じ気象条件であれば、それ以上の記録を出せる力が今はついている」と自信たっぷり。“ピース大作戦”を掲げて臨む中で、「2番にならないように、Vで帰ってきたい」。力強く、指を2本立てた。

今季は10月の出雲駅伝で4位、11月の全日本大学駅伝は3位。いずれも駒大の強さに屈した。ライバルの3冠を阻止すべく臨む最終決戦へ向け、原監督は「相手は駒沢大学さんしかいないと思います。駒沢大学さんと青山学院が抜けていると思う」ときっぱり。強敵に負けないためには「大事なのは、ブレーキしないこと」と話し、「実力を100%出せば、おのずと勝てると思います」と胸を張った。

大黒柱の近藤幸太郎(4年)と、駒大の田沢廉とのエース対決にも注目が集まる中で、「田沢君とうちの近藤の力は、ほぼほぼ変わらないと思います。同格に来ている」と分析。勝つためには10区間全体をどうマネジメントしていくかが肝要とも強調した。