第99回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)で連覇に挑む青山学院大の原晋監督(55)が15日、駒大への対抗心をむき出しにした。

今季は出雲駅伝4位、全日本大学駅伝3位と、いずれも駒大の強さに屈した。ライバルの3冠を阻止すべく臨む最終決戦。都内の青山キャンパスで行われた取材会で原監督は「相手は駒大さんしかいない」ときっぱり。「駒大さんと青山学院大がハイレベルで抜けている」。そう戦力分析した上で「実力を100%出せば、おのずと勝てる」と自信をのぞかせた。

大勢の学生の前で実施された壮行会では「12月に入り、非常にいい状態に仕上がってまいりました」とあいさつ。前回は10時間43分42秒の大会新記録で制したが、「仮に昨年と同じ気象条件であれば、それ以上の記録を出せる力が今はついている」とうなずく。“ピース大作戦”を掲げる中で「2番にならないよう、Vで帰ってきたい」。力強く指を2本立てた。【奥岡幹浩】