第99回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に出場する前回大会総合6位の中大が19日、東京・八王子市内の同大学で取材会を行った。今大会はエース吉居大和(3年)、弟の駿恭(1年)の「吉居兄弟」らを軸に往路優勝と総合3位を目指す。

今季の中大は出雲駅伝で3位、全日本大学駅伝で7位とここまで上々の成績を収めている。今月に入り、主力や中間層の調子も上向きだという。藤原正和監督(41)は「往路はしっかりと攻めた区間オーダーをして、何とか往路優勝をさせてやりたいなと考えています。総合3位を目指し、いいオーダーを組めるような状況を残り1週間集中してつくっていき、(1月)2、3日に全員で戦っていきたいと考えています」と力を込めた。

前回大会で1区の区間記録を15年ぶりに更新した吉居大は、往路の主要区間である1~3区を希望する。「自分の任された区間でチームに貢献できるように頑張ります」。弟の吉居駿は往路の区間を希望し、「4年生に恩返しができるように精いっぱい頑張りたいです」と意気込んだ。藤原監督が掲げる「往路の攻めのオーダー」で吉居兄弟が存在感を示す。