女子マラソンで今夏の世界選手権代表選考を兼ねた大阪国際(29日、大阪・ヤンマーフィールド長居発着)の招待選手会見が27日、大阪市内で行われた。

前回大会2位の上杉真穂(27=スターツ)は「マラソン(の練習)期間だけでなく、年間通してずっとしっかりとした練習を積めた」と胸を張る。

前回は2時間22分29秒で走り、自己ベストを2分以上も更新した。今回、具体的な目標タイムは設定していないが「他の選手と競る中で、自分の持っている力以上のものが引き出せたらタイムもついてくると思う」と、当日のレースに期待をかけた。

テーマは、前に出て勝負すること。

「今年1年は怖がらずに前に出るということを目標に、レースや練習をしてきた。この大会でもチャレンジしたい」。

力強く話す27歳は、15日に日本歴代2位となる2時間19分24秒をマークした新谷仁美の走りからも刺激を受けていた。

「タイム、気持ち、動きでまだまだ伸ばしていけるところがある。ゆくゆくは日本記録だけじゃなくて世界の選手とも戦えるようになりたい」と力を込めた。