大阪マラソン(26日、大阪府庁前~大阪城公園前の42・195キロ)の招待選手発表会見が6日、大阪市内で行われた。

日本陸連の瀬古利彦副会長(66)は、国内男子選手に「2時間5~6分台の記録を目指して、海外の選手と勝負してほしい」と期待する。

特に、21年東京オリンピック(五輪)マラソン男子代表の服部勇馬(29=トヨタ自動車)には「最低6分前後」の走りを求める。

服部は五輪の舞台で熱中症に見舞われ、力を発揮できずに大会を終えていた。24年パリ五輪でのリベンジに向けて歩んでいるが、五輪日本代表選考会として位置づけされるMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)出場権をまだ獲得できていない。

瀬古氏は「MGC出ないと話にならないけど、MGCをとるためだけの走りじゃ、世界で戦うにはさみしい。ある程度の走りをしてほしい」と話した。

国内男子招待選手は、服部のほか、東京五輪マラソン男子の補欠に入った大塚祥平(28=九電工)、MGCファイナリストの定方俊樹(30=三菱重工)、川内優輝(35=あいおいニッセイ同和損保)、下田裕太(26=GMO)ら8選手がエントリー。

海外からは、エチオピアで自己最高2時間4分台の記録を持つハイレマリアム・キロス、アバイネ・デグが出場。ほか、5分台が2人、6分台が3人、7分台が名を連ねる。

国内女子はMGCファイナリストの福良郁美(25=大塚製薬)ら3選手。海外からは、2時間20分18秒の記録を持つビビアン・キプラガト(ケニア)を筆頭に7選手がエントリーした。