2000年シドニーオリンピック(五輪)金メダリストの高橋尚子さん(50)がスペシャルスターターを務め、3年ぶりに開催された青梅マラソンを盛り上げた。

スタート前に登場し「私も最後尾から30キロを走っていきますけど、できるだけ多くの皆さんを応援できるよう、あちこちで声をかけながら走っていこうと思います」と明るくあいさつ。ファンとの交流はコロナ禍を鑑み「基本はエアハイタッチで」としたが、「ハイタッチをしたい方のために、家から除菌シートを300~400枚ほど持って参りました」。交流のたびに除菌シートを使えば、手はぬれてしまうため「Qちゃんの手、なんかベタベタしてる、と思わないで」とユーモアを交えて呼びかけた。

午前9時30分にスタートした10キロの部では、ゴール手前の直線でランナーに声援を送った。沿道のファンから「Qちゃん!」と声をかけられると、手を振って応じていた。