日本勢2番手の7位に入った池田耀平(24=花王)も、初マラソン日本歴代2位の2時間6分53秒の好タイムをマークした。

24年パリ・オリンピック(五輪)代表の座を争う選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」(10月15日、東京)の出場権を獲得した。

それでも、日本勢トップで6位の西山和弥(24=トヨタ自動車)という同学年のライバルに8秒差で競り負け、「38キロで急激にきつくなった。ラスト2キロでは粘りきれなかった。とても悔しい」と話した。

静岡・島田高から日体大に進み、21年に花王に入社して丸2年。

昨年4月の時点でマラソン挑戦を決意し、花王所属のケニア人選手とスピード強化に臨むなど練習の質、量を強化してきた。

00年シドニー五輪一万メートル7位入賞や、かつてマラソン日本最高記録を保持していた高岡寿成監督(52)の指導を受け、着実に成長している。

24歳のホープは「(練習の)1つ1つ、うまくいったのが、今日につながった。MGCもタフさが求められるので、準備したい」と意気込んだ。