こどもの日に日産スタジアムを中心にJA全農 チビリンピックが開催された。

2キロのミニマラソンでは、小学4~6年生までが学年ごとに分かれて競い合った。

4年生の部ではシドニーオリンピック(五輪)マラソン金メダリストの高橋尚子さんがスタートラインに並ぶ子供たちに声をかけ、士気を高めた。五月晴れでやや風が吹く中レースがスタート。最後の直線までトップが入れ替わる大接戦を制したのは川上聖陽さん(10)だった。「少しきつかったが、最後、切り替えて走りきることができた。日頃から自分で課題を持ち、こつこつと練習に取り組んでいる」と語った。

5年生の部では山上大空心さん(10)が独走しゴールテープを切った。「楽しく自分の走りができた。帰ってお肉を食べることを楽しみに頑張った」と笑顔を見せた。

6年生の部の優勝者は大会記録に迫る快走を見せた多田直輝さん(11)。「つらかったけど皆の歓声が聞こえて楽しく走れた。将来は箱根駅伝に出たい。好きな選手は神野大地さん」と目を輝かせた。

各学年3位までの走者が表彰され、副賞として野菜セットなどが贈呈された。【玉利朱音】