早大の石塚陽士が28分26秒83で、日本人2番手の3位に入った。

雨脚が強まり、約30分遅延して始まったレースだったが「準備する時間があったとポジティブに捉えました」と勝負の時を待った。

展開は留学生を含んだトップ集団が引っ張る中で、2番手集団につけた。「離れてから1周、2周ぐらいは着こうかなって考えてたんですけど、その間でついたら落ちてくの感じがあった」と判断。対抗戦という形式も考慮して、3番手を狙う選択を取った。

集団で足をためると、終盤はしっかりと第2集団から抜け出した。「3年生になって、早稲田のエースとしてやってかないといけない」としっかり切り替えてみせた。今年の箱根路では2区を担い(区間10位)、4月22日の日体大競技会で27分58秒53をマークした。「27分台というところは、しっかり頑張ろうという気持ちもでてきます。ただただ落ちていく所が課題だったので、そこは良い変化があった」と自覚が体を前に動かしていた。