今夏のFISUワールドユニバーシティゲームズ代表の早大・菖蒲敦司(4年)が8分44秒08で3連覇を飾った。「自分のレースをしたら勝てるという自信があったので、何とか勝てるはずと言い聞かせていました」と笑顔で打ち明けた。

上位でレースを進め、ラスト1周でペースアップ。勢いよく障害を越え、後続との差を広げた。最後は右手で3本指を立てながらゴール。バックスタンドへ向けて両手を突き上げた。

「今年は4年生というのもあってプレッシャーがありました」と明かし、宿泊先のホテルやレース前の待機場所では緊張を感じていた。ただ、走り出すと、これまでの経験値でレースをけん引。「スタートしたらいつも通り走れました」とほほえんだ。

今後は21日のセイコーゴールデングランプリ陸上2023横浜(日産スタジアム)や6月1日開幕の日本選手権(大阪)を控える。「今季は8分半を切りたいと思っていて、セイコーや日本選手権で狙っていけたら」と、自己ベスト(8分37秒24)の大幅更新を見据えた。