女子やり投げの北口榛花(25=JAL)が世界女王に挑む。

国内外のトップ選手が集う「セイコーゴールデングランプリ(GGP)陸上2023横浜」(日刊スポーツ新聞社共催)が21日に開催される。前日20日には、会場の日産スタジアムで会見が行われた。

昨年の世界選手権(米オレゴン州)で銅メダルを獲得した北口は、同大会を制したケルシー・リー・バーバー(31=オーストラリア)と激突する。「常に海外選手と試合をするのはうれしくて楽しい」。トレードマークの笑顔で、再戦を心待ちにした。

今季は好発進を切っている。先月29日の織田記念で、8月の世界選手権(ブダペスト)参加標準記録(63メートル80)を超える64メートル50をマーク。条件を満たし、早々に代表内定を決めた。

今月6日の木南記念でも64メートル43を記録。今大会へも「これまでの2試合より良い記録を出したい」と力強く誓う。

それを迎え撃つバーバーは「いつも北口選手と試合をするといい記録が出る」と笑顔で待ち望む。

北口も楽しみな思いは同じだが、過度に意識はしていない。

「誰がというのは関係なく、自分に集中してやりたい」

自身の日本記録(66メートル00)更新も視野に入れながら、横浜の空にビッグスローを放つ。

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