8月の世界選手権(ブダペスト)代表の三浦龍司(21=順大)が、日本新記録となる8分9秒91をマークした。

自身が自身が7位入賞した21年東京オリンピック(五輪)で打ち立てた日本記録を0・01秒更新。世界新記録(7分52秒11)を樹立したラメチャ・ギルマ(エチオピア)に優勝を譲ったものの、約1年後に迫った五輪開催地のパリで好走し、2位に入った。

レース前半は中位につけ、終盤に差し掛かるにつれて徐々に順位を上げた。2500メートル以降で4位につけると、残り1周で競り合いを制し、2位でフィニッシュした。

三浦はこれが今季3度目の3000メートル障害のレース。5月21日のセイコーゴールデングランプリ(GGP)は8分19秒07、6月2日の日本選手権では8分21秒41だった。

3連覇を達成した日本選手権後には「最後の追い込みはまだ足りなかったが、それに近いことはでき始めた」と手応えを口にし、DLパリ大会へは「世界選手権のリハーサルになると思う」と見据えていた。