関東学生陸上競技連盟(関東学連)は28日、来年1月2、3日の箱根駅伝第100回大会の出場校を「23」とすることを発表した。例年の20校から3校増となる。

すでに第99回大会で優勝した駒澤大(駒大)など10位以内の大学がシード権で出場を決めており、10月14日の予選会では上位13校が本大会の出場権を手にする。ハーフマラソン(21・0975キロ)に各校12人以内が出走し、上位10人の合計タイムで争う。

同大会は全国の大学に門戸が開かれており、立命館大や大阪経済大などが予選会への参戦を表明している。出場校数が増えたことでチャンスは広がるが、現時点で関東以外の大学が予選会で13位以内に入るのは、険しい道のりでもある。

5月下旬以降は、今秋11月5日の全日本大学駅伝の出場校を決める予選会が、全国4つの地区で開催された。

各チーム8人が1万メートルのタイムレースを実施し、その合計タイムを競う方式で、関西地区(6月11日開催)は1位の大阪経済大が4時間4分22秒65、2位の立命館大が4時間5分0秒21だった。

一方で関東地区(6月17日開催)は1位の城西大が3時間57分35秒40をマークするなど、8チームが4時間を切った。大阪経済大のタイムは、関東地区では17位相当となる。

さらに同予選会で1万メートルを29分以内で走った選手数を比較すると、関東地区が途中棄権や失格となった2校を含めて57人であったのに対し、関西地区は4人だった。

10月の箱根駅伝予選会はハーフマラソン。走行距離も伸びるうえに、東海大や東京国際大などの実力校も参加する。関東以外の大学にとっては厳しいレースを強いられるとみられる。