日本は、総勢75人で今日19日にブダペストで開幕する陸上の世界選手権に臨む。選手団の監督を務める日本陸連の山崎一彦強化委員長(52)が「史上最強」というメンバーで挑む今大会の見どころを紹介する。

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男子 100メートルは昨夏の世界選手権で日本勢初の決勝進出を果たしたサニブラウン・ハキーム(東レ)や7月のアジア選手権を10秒02で制した柳田大輝(東洋大)に注目。20キロ競歩の山西利和(愛知製鋼)は史上2人目の3連覇を狙う。3000メートル障害では日本記録保持者の三浦龍司(順大)がどんな走りをみせるか。前回4位の1600メートルリレーは、400メートルで日本歴代2位45秒00の自己記録を持つ佐藤拳太郎(富士通)ら45秒台前半のタイムを持つ3選手が軸となり、史上初のメダルを狙う。

女子 やり投げの北口榛花(JAL)に金メダルの期待がかかる。7月にマークした日本新の67メートル04は今季世界最高。世界ランク1位で大舞台へ挑む。1500メートルと5000メートルに出場する田中希実(ニューバランス)は2種目での入賞を目指す。走り幅跳びの秦澄美鈴(シバタ工業)は、7月に昨夏の世界選手権銅メダル相当の日本新6メートル97をマーク。ブダペストでも大ジャンプをみせるか。

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