男子走り高跳びの赤松諒一(28=アワーズ)が世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)に初出場し、2メートル24で5位となった。2回目の試技で2メートル20を成功させると、2メートル24は全10選手で2人だけとなる一発クリア。ただ、2メートル28は越えることができなかった。

赤松はアワーズ株式会社でシステムエンジニアとして勤務。さらに岐阜大で医学部整形外科の研究生も兼ねており、走り高跳びとの“三刀流ジャンパー”としても知られている。8月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)では2メートル25で8位入賞。22年世界選手権(米オレゴン州)での真野友博(九電工)に続き、日本勢では2大会連続の入賞となった。決勝後は「パリ五輪では決勝へ進出して、気負わずに狙っていきたい」と大舞台での躍動に燃えていた。

男子やり投げのディーン元気(31=ミズノ)は7位となった。3投目で79メートル93を投じたものの、その後は記録が伸びなかった。

ディーンも今夏の世界選手権へ出場。2大会連続の決勝進出を狙ったが、79メートル21で予選敗退していた。