女子中距離の田中希実(24=ニューバランス)が世界最高峰シリーズ・ダイヤモンドリーグ(DL)の年間上位者で争うファイナルに初出場し、14分42秒38で6位となった。今夏の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)1万メートル金メダルのツェガイ(エチオピア)が、世界新記録となる14分00秒21で優勝した。

ブダペスト大会女子5000メートル8位入賞の田中は、今月8日のDLブリュッセル大会で日本新記録となる14分29秒18をマーク。同12日の日本への帰国後にファイナル進出が決まり、日本へは1日のみの滞在で米国へ渡った。

同13日に都内のイベントに出席した際は「練習する時間さえまともに取れていないので、今のコンディションがどうなっているのか分からない」と正直に打ち明けつつ「今は考えすぎず、とにかく勢いに乗るしかない」と意気込んでいた。

この日は世界選手権この1カ月で8レース目。その中で自己3番目のタイムを残した。