社会人2年目の鈴木優花(24=第一生命グループ)が1位になり、来年のパリオリンピック(五輪)代表に決まった。2時間24分09で自己ベスト(2時間25分02)を更新してのパリ切符に「一発勝負で最初は不安だったけど、たくさんの人に背中を押してもらってスタートを切ることができた」と感謝。パリ五輪に向け「わくわくする気持ちを持って挑みたい」と意気込んだ。

レースは34キロ手前で一山が仕掛けて一時首位に立ったが、鈴木が37キロ過ぎで2位集団から抜けだし、38・4キロで先頭に並んだ。一山をかわしてトップに立つとそのまま逃げ切り、右手を突き上げてゴールした。

22年3月の名古屋ウィメンズで、初マラソンながら日本学生新記録の2時間25分02を記録。入社時に「マラソンでパリ五輪に出たい」と話していた24歳が、大きな夢をかなえた。