<第9回全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝)>◇22日◇福岡県宗像市・福津市◇6区間42.195キロ

創部7年の岩谷産業が2時間18分46秒で初優勝を飾った。1区から2位につけると3区で首位に浮上。その後はトップを守った。

創部からのメンバーでアンカーの青木奈波は「最後は笑顔でゴールができた。みんなで喜び合えてうれしい」と笑顔を見せた。広瀬監督も「選手が思った以上に走った。頼もしい選手達です」と喜んだ。

大きな挫折からはい上がった。18年大会では2区を走った飯田怜が残り200メートルで走れなくなった。四つんばいで進んでタスキを渡したものの、21位で予選落ち。飯田は両膝をすりむき、右脛骨(けいこつ)骨折の重傷を負った。

そんな悲劇的なハプニングから5年。悲願の初優勝を達成した。今大会は11月26日に宮城県で行われる女子駅伝日本一決定戦「クイーンズ駅伝」の出場権をかけた全国統一予選会。参加31チーム中16チームが出場権を獲得。初優勝した岩谷産業は3年連続の出場となる。

(1)岩谷産業2時間18分46秒(2)ルートインホテルズ2時間19分31秒(3)大塚製薬2時間19分40秒(4)九電工2時間19分52秒(5)天満屋2時間20分23秒(6)日立2時間20分28秒(7)ヤマダホールディンクス2時間20分37秒(8)三井住友海上2時間20分55秒(9)ユニクロ2時間21分3秒(10)ニトリ2時間21分6秒(11)キヤノン2時間21分22秒(12)スターツ2時間21分40秒(13)センコー2時間21分42秒(14)ユニバーサル2時間21分50秒(15)京セラ2時間22分3秒(16)しまむら2時間22分18秒以上が「クイーンズ駅伝」出場権獲得