陸上で、今夏の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)代表の飯塚翔太(32=ミズノ)らが22日、滋賀・守山市内で、SGH文化スポーツ振興財団主催の陸上教室に参加した。

地元の陸上クラブに通う小学生を対象に直接指導。飯塚は、短距離選手にスタートの仕方や腕の振り方などを教え、ともに体を動かした。

「みんな陸上をしている子どもたちだったので、のみ込みが早かった。いいイベントになりました」

同教室には、飯塚のほかにも、今年世界選手権に2大会連続で出場したやり投げ男子のディーン元気(32)、同選手権男子400メートル代表の佐藤風雅(27)、17日に閉幕した鹿児島国体を制した幅跳び女子の竹内真弥(25)、同国体女子100メートル優勝の兒玉芽生(24)、男子110メートルハードル元日本記録保持者の金井大旺(28)氏も登場。

直接指導に加え、投てきやバトンパスの披露、小学生との対抗レースなどで参加者を楽しませた。

飯塚は「速いなとか、あんな風になりたいなっていうのを体感してもらいたい。(今後)世界のトップだったり、日本のトップだったりとかが出れば」と期待。

ディーンは、投てきを実際に披露したことで「近くで見てた子どもが『やりたい』と言ってくれた」と明かし「一人でもやり投げに興味を持って、始めてくれたらうれしい」と話した。