陸上の年間優秀選手などを表彰する日本陸連アスレティックス・アワードが20日、都内で行われ、女子やり投げの北口榛花(25=JAL)がアスリート・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

今季は8月の世界選手権で日本女子のフィールド種目初の金メダルを獲得。9月には世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルでも日本勢初Vを達成した。昨年の世界選手権銅メダルを上回る活躍に「魔法がかかっているような2シーズン。いつ終わるか不安」と苦笑いも「自分で魔法をかけられるように持続していきます」と笑顔で誓った。

すでに内定している来夏のパリ五輪へは「金メダルという目標しか言えない」と宣言。今季は日本記録(67メートル38)も樹立し「これからも下を見ることなく、ずっと上を見続けて、自分を成長させていきたい」と見据えた。

大活躍となった1年の締めくくりとして、今月31日のNHK紅白歌合戦でゲスト審査員を務める。K-POPが好きだと明かし「人生で何回もできることではない。人生1度の大イベントだと思って楽しみたいです」と心待ちにした。