仙台育英(宮城)が、優勝した神村学園(鹿児島)と1秒差の1時間7分29秒で準優勝。

エース区間を任された細川あおい(2年)は昨年、1年生でアンカーを担い、2・7キロ付近で優勝した長野東に抜かれ、14秒差で2位。悔し涙を流した。しかし、今年はその悔しさを忘れず、1年間陸上に取り組んだ成果をしっかりと発揮した。

ハイペースの先頭集団に惑わされず、自分のペースで流れをつくった。「(釜石慶太)先生から速いペースになるとは言われていた」。焦らず、中盤まで5位グループに位置取り、ラスト1キロからスパート。前をぐんぐんと抜き、先頭と11秒差の3位でタスキをつないだ。細川は「すごい強い選手がたくさんいる中でしたが、自分らしく冷静にレースを進めて良い流れをつくれたと思う」と振り返った。釜石慶太監督も「(細川は)できれば5位以内」と前日に語っていただけに、「3キロまで非常に落ち着いて、目立たないレースをして、最後に3番で。彼女がこの1年間よく準備をして、ここまで仕上げてくれたからこそ。ものすごく価値のある走りだった」とたたえた。

今後はチームの中心になる存在だ。細川は「自分が去年と今年の経験を生かして、来年はみんなに頼られたり、リードできるようなエースという立場になって、もう1度ここに戻ってきたい」と真のエースとなることを誓った。続けて「来年こそは優勝して、笑顔で卒業できるようにしたい」。先輩と流した涙の分まで、来年こそ笑ってみせる。【濱本神威】

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