来年1月2、3日に行われる第100回東京箱根間往復大学駅伝競走を記念した「第100回大会記念 箱根駅伝オフィシャルグッズ販売」が26日から東京都新宿区の京王百貨店新宿店で始まり、早稲田大在学中の08年北京五輪に出場し、箱根でも4年連続で出場するなど活躍した竹沢健介さん(摂南大陸上競技部ヘッドコーチ)が登壇した。

トークショーでは、記念大会の展開を予想。史上初の2年連続3冠に挑む駒沢大について「穴がない。盤石のひと言に尽きる。頭1つ、2つ抜けていますね」と分析した。注目選手として上げたのは佐藤圭汰(2年)。1年時は距離の不安などもあり、直前の変更で控えに回った。「今年は全日本(大学駅伝)でも(距離は)大丈夫という所をみせてくれた」と箱根デビューに期待した。

ライバル校で真っ先に名前を挙げたのは中央大。藤原正和監督は同じ兵庫県出身で、竹沢さんが中学生時代の都道府県駅伝で同じチームだったという。長距離界のスターだった郷里の大先輩で、「待機しているホテルのノックをするのも勇気がいりました。あこがれだった方がいま監督をされているのも感慨深いものがあります」と懐かしんだ。選手の注目は吉居兄弟。「どこに配置されるのかで流れがつかめるかどうか」と見通した。

母校の早稲田大は出雲駅伝6位、全日本は10位と駅伝シーズンで結果を残せていないが、「もちろん、応援しています」と力を込めた。花田勝彦監督が就任して2季目。「チーム、組織としても成熟してきてるという話を聞いています。確実に組織力は上がってると思うので、ガタッと崩れるようなことはなくて、確実につないでくるんだろうなと。うまくいけば、ほんとに3番、ダメでも入賞圏内には入ってくるんじゃないか」と分析した。