<陸上:第218回日体大長距離競技会>◇24日◇横浜・日体大健志台陸上競技場

 男子マラソン日本代表の市民ランナー・川内優輝(24=埼玉県庁)が24日、世界選手権後の初レースに参加した。横浜市内で行われた記録会の1万メートルに出場。1万メートルで世界選手権に出場した佐藤悠基(24=日清食品)も顔をそろえる中、川内は29分30秒87のタイムでゴール。同組28人中21番目だった。川内は「この2週間は練習をしていなかったので、体が動かなかった」。それでも来年のロンドン五輪出場がかかる12月の福岡国際に照準を合わせており「記録を狙って積極的に走ります」と宣言した。

 一方、佐藤は快調に2、3番手を走っていたが、5000メートル付近でレースをストップ。ケガではなく、「最初から決めていました。今は走り込みに重点を置いて練習しているところ」と説明した。