<全国高校バスケット選抜優勝大会:中村学園女70-60聖カタリナ女>◇女子準々決勝◇26日◇東京体育館

 総体準優勝の中村学園女(福岡)が聖カタリナ女(愛媛)を70-60で競り落とし、4年ぶりのベスト4進出を決めた。51-50と1点リードで迎えた第4クオーター(Q)、1年生の安間志織がスピードと好ドリブルで流れを作り、残り6分で7点差と開いて押し切った。吉村明コーチ(62)は「チームに高さがない分、機動力で勝負した。勝負を分けたオールコートプレスも、(今後)試合の流れをみて使っていく。課題はインサイド選手の決定力とスリーポイントシュートの決定力」と、4年ぶり5回目の優勝へ向け課題を指摘した。キャプテンの神崎由香(3年)は「点差が開いた時に集中仕切れなかったり、簡単なミスで相手に点を取られることが多かった」と謙虚に反省し、準決勝の大阪薫英女(大阪)戦を見据え「今度は薫英が強いチャレンジャー精神でくるので、こっちも絶対負けない気持ちで戦う」と言い切った。