桂歌丸

インタビュー中に笑顔を見せる桂歌丸
インタビュー中に笑顔を見せる桂歌丸

「笑点」の大看板、桂歌丸。二つ目時代の66年5月に始まった笑点の前身「金曜寄席」で大喜利メンバーになった。当時同じ所属事務所だった立川談志に誘われた。「30代からこの髪形だからね。噺家は若いうちは老けて見られた方がいいの。噺に信用が置けるから。そのまま風ぼうが変わらない」と薄毛も武器にする。「どうにか3食食えるようになったのは40近くになってから。みんな笑点のおかげですよ」。酒を飲まない落語家がコツコツ芸を磨いてきた。04年、170人(現在は200人を超す)を擁する落語芸術協会の5代目会長に就任した。67歳。18年7月2日に亡くなるまで会長を務めた。81歳、楽になってしまった。

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<芸能・2004年2月29日掲載>