世界を転戦しながら年間王者を決める「ワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ」の横浜大会の組織委員会総会が2月2日に横浜市内で行われた。総会の冒頭、組織委会長を務める横浜市の山中竹春市長があいさつ。25~29年まで5年の大会開催契約をあらためて報告し、「横浜の財産でもあるけれども、日本の財産として成長させていきたい」と話した。

横浜では、この世界シリーズの創設時から大会が行われており、今年で14度目。5月の大会は夏のパリ五輪・パラリンピックの出場権を争うポイント対象レース。昨年は2日間でのべ33万人という観客を集めた。山中会長は「今年はコロナ禍をへて、社会経済が再び(活発に)動きだしております。より多くの皆さまに観戦していただけるのでは」と大きな期待を口にした。その上で「この世界最高峰の大会を、必ずや成功させて、横浜の街を大きく盛り上げていきたい」と決意を述べた。組織委側は、横浜開港170周年の29年にはシリーズファイナルの開催を目標に掲げている。

新たに委員に就任した日本連合アスリート委員の秦由加子もオンライン参加。パリ・パラリンピック出場を目指す秦は総会を終え、選手の顔になり「全力でパリの切符を勝ち取りにいきます」との思いも口にした。

<2024ワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ横浜大会>

◆日時 5月11日(土)、12日(日)

◆会場 横浜・山下公園周辺特設コース

◆大会HP https://yokohamatriathlon.jp/wts/

〈主催〉横浜市、日本トライアスロン連合、横浜市スポーツ協会、日刊スポーツ新聞社〈後援〉スポーツ庁、観光庁ほか〈メインパートナー〉ENEOS、NTT東日本