体操男子で注目の白井健三(神奈川・岸根)は、世界選手権で成功すれば「シライ」と命名される跳馬の「伸身ユルチェンコ3回ひねり」を予選に続いて決めた。着地が乱れて優勝は逃したが「周りの反応を楽しみにやった。希少価値のある技」と楽しんだ様子だった。得意の床運動は16・400点で2連覇。男子で史上最年少16歳の世界選手権代表は「きょうの演技なら世界選手権でメダルを取れる」と力強かった。