F1ドライバー、小林可夢偉は18日、自身の公式サイトで来季のF1シリーズ参戦を断念したことを明らかにした。

 「小林可夢偉からファンのみなさまへ」とのタイトルで更新し「『KAMUI

 SUPPORT』への皆様からのご協力ほんとうにありがとうございました。なんとか当初の目標に近い800万ユーロ強(約8億8000万円)の予算はありましたが、残念ながら僕が求めていた、戦えるチームでの2013年のレースシート獲得は不可能という状況になりました」と報告。

 今後については「F1以外のカテゴリーは考えていません。現在あるオプションのなかで、2014年にF1のトップチームのレースシートを獲得できるベストな道を選択したいと思っています」とつづっている。

 小林は3年間所属したザウバーで残留できず、インターネットなどを通じて来季の活動資金を募り、所属先を探していた。小林の断念で、フル参戦する日本人ドライバーは10年ぶりに不在となる。