シード校の大阪桐蔭(大阪第2)が記念枠で出場の筑紫(九州・福岡)に危なげなく勝ちきった。

 前半2分にハーフウエーライン付近の中央ラックから、NO8野村雅大(2年)がラックサイドをゲイン。フォローについた高校日本代表候補のSH杉山優平(3年)がパスを受けると、スピードで相手を振り切り一気にトライを奪った。綾部正史監督(40)は「いい(試合の)入りを選手がしてくれた。満足しています」。前半12分にも杉山の2トライ目でリードを14点に広げ、終始主導権を握った。

 縦横無尽に走り回った杉山に導かれ、3大会連続の正月越えが決定。杉山は「相手のしたいことをやらせない。またミーティングをして、全員でやっていきます」と力強く意気込んだ。