大阪桐蔭(大阪第2)が前回大会優勝の東福岡(福岡)に跳ね返された。

 2大会前の過去最高成績に並ぶ4強入りはならず、高校日本代表候補のSH杉山優平主将(3年)は「目標は日本一だったので、悔いが残る。4次(攻撃)、5次まで行って、ミスで切らしてしまった」と思い通りいかなかった攻撃の継続を悔やんだ。

 前半11分にはFB楠本のトライで先制。前半は5-3で折り返し、綾部監督も「フィジカルでは勝っていたと思います」と手応えを感じ取った。しかし、後半は2トライ1ゴールを許してリードされる展開。後半20分には「相手にプレッシャーをかけたかったので」(綾部監督)と、相手陣22メートルライン付近のペナルティーでキックを選択した。SO藤高のペナルティーゴールで7点差に迫ったが、最後は東福岡の防御に屈した。藤高は涙ながらに「個性が強いやつが多かった。まとめるのが大変だったけれど、みんなで戦えた」と1年間を振り返った。