世界7位、大会第6シードの錦織圭(26=日清食品)が、初戦で同97位のベンヤミン・ベッカー(35=ドイツ)を破り、2年ぶりの初戦突破を決めた。錦織はこれで、8強に入った全豪オープン、ともに16強の全仏オープン、ウィンブルドンに続いて、初めて同一年の4大大会すべてで勝利を収めた。
2回戦では、ともに予選から勝ち上がった世界95位カチャノフ(ロシア)、同111位ファビアーノ(イタリア)の勝者と対戦する。
錦 織 | 3 | 6-1 6-1 3-6 6-3 | 1 | ベッカー |
- 全米オープン男子シングルス1回戦で、フォアを放つ錦織圭(AP)
第4セット 錦織6-3ベッカー
選手名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
錦 織 | ○ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ○ | 6 | |||
ベッカ | ○ | ◎ | ○ | 3 |
※◎はブレーク、○はキープ、Tはタイブレーク
<第9ゲーム>6-3 40-0から錦織がサービスエース。錦織がラブゲームキープで試合を決めた。
<第8ゲーム>5-3 ベッカーのミスショットが目立ち、錦織に15-40のブレークポイント。最後はラリーからベッカーがミスショット。錦織がブレーク成功。
<第7ゲーム>4-3 40-30から、ベッカーのショットはインの判定。ここで錦織のチャレンジが成功し、アウトの判定に。錦織がキープ。
<第6ゲーム>3-3 ジュースまでもつれる展開に。ベッカーがアドバンテージを取り、最後はサービスエース。ベッカーがキープ。
<第5ゲーム>3-2 精度の高いサーブで錦織が主導権を握る。ミスショットを誘い錦織がキープ。
<第4ゲーム>2-2 40-30から、ベッカーの連続ダブルフォルトで錦織にブレークポイント。1度はしのがれたが、再びブレークポイントとなりベッカーがダブルフォルト。錦織がブレークバックに成功した。
<第3ゲーム>1-2 ベッカーが勢いに乗る。強気のリターンが次々に決まり、15-40のブレークポイントに。30-40から長いラリーとなり、ベッカーのバックハンドが決まる。ベッカーが先にブレーク。
<第2ゲーム>1-1 ベッカーは30-30から強烈なサービスエース。次もサーブでポイントを取り、ベッカーがキープ。
<第1ゲーム>1-0 尻上がりに調子を上げてきたベッカーに対し、ジュースまでもつれたが錦織が落ち着いてキープ。
- 今年から新設された「グランドスタンド」でベッカーと対戦する錦織(左)(共同)
第3セット 錦織3-6ベッカー
選手名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
錦 織 | ○ | ○ | ○ | 3 | ||||||
ベッカ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | 6 |
※◎はブレーク、○はキープ、Tはタイブレーク
<第9ゲーム>3-6 0-15から錦織がポール回しの鮮やかなショットを見せたが、ベッカーがチャレンジしわずかにアウトの判定。30-40のブレークポイントを決められずジュースに。錦織のショットがアウトと判定されるも、コレクションでインに判定が変わる。錦織はボールを蹴るなどいら立ちを見せた。ここでベッカーがチャレンジした結果、最終的にアウトと判定された。ベッカーがキープし、このセットを取った。
<第8ゲーム>3-5 30-40とベッカーにブレークポイント。最後は錦織のミスショットでベッカーがこの試合初めてブレーク。
<第7ゲーム>3-4 錦織がリターンエースを決めるなど、積極的な攻め。なんとかしのいでベッカーがキープ。
<第6ゲーム>3-3 錦織のサーブゲームではほとんどベッカーにチャンスなし。錦織がラブゲームでキープ。
<第5ゲーム>2-3 15-40と錦織にブレークポイント。ベッカーもサービスエースを決め意地を見せ30-40。ここで長いラリーになり、錦織が股抜きショットを披露。ポイントは取れなかったが、拍手喝采。ジュースまでもつれベッカーがキープ。
<第4ゲーム>2-2 40-15からサービスエースが決まり錦織がキープ。
<第3ゲーム>1-2 錦織が攻めながらも、コースを狙ったショットがわずかに外れる。ベッカーがなんとか耐えてキープ。
<第2ゲーム>1-1 30-15からサービスエースを決めるなど、終始錦織が圧倒。最後もフォアハンドが鮮やかに決まり錦織がキープ。
<第1ゲーム>0-1 ベッカーのサーブから。先行されたが、錦織が厳しいリターンで攻めジュースに持ち込む。最後は錦織のミスショットが続きベッカーが辛うじてキープ。
- 全米オープン男子シングルス1回戦で、サーブを打つ錦織(AP)
第2セット 錦織6-1ベッカー
選手名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
錦 織 | ○ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | 6 | |
ベッカ | ○ | 1 |
※◎はブレーク、○はキープ、Tはタイブレーク
<第7ゲーム>6-1 錦織がラブゲームでキープ。あっさりと第2セットまでを連取した。ここまでわずか49分。
<第6ゲーム>5-1 錦織の厳しいコースへのショットがさえ、15-40と先行。最後はベッカーのショットが大きく外れ錦織がブレーク。
<第5ゲーム>4-1 ベッカーが強気なショットを仕掛けるが気合は空回り。ミスショットになり、錦織有利の展開に。錦織がキープ。
<第4ゲーム>3-1 0-15から錦織が美しいリターンエース。15-40のブレークポイントとなり、最後はダブルフォルトで錦織がこのセットも先にブレーク成功。
<第3ゲーム>2-1 錦織が早い展開で仕掛け、ポイントを重ねる。錦織が危なげなくキープ。
<第2ゲーム>1-1 ベッカーがキープ。
<第1ゲーム>1-0 0-40とベッカーに初めてのブレークポイント。それでも、錦織は落ち着いてジュースまで持ち込む。再度ベッカーのブレークポイントをしのぎ、錦織が逆転でキープ。
錦織が第2セットを前にトイレットブレーク。リオ五輪3位決定戦のナダル戦以来となる。前回は10分以上の休憩で流れを変え、銅メダルを引き寄せていたがこの日は1分ほどでコートに戻った。
- 男子シングルス1回戦で、ドイツのベンヤミン・ベッカーと対戦する錦織圭(共同)
第1セット 錦織6-1ベッカー
選手名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
錦 織 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | 6 | |
ベッカ | ○ | 1 |
※◎はブレーク、○はキープ、Tはタイブレーク
<第7ゲーム>6-1 ベッカーのミスショットなどでジュースまでもつれる。最後はベッカーのダブルフォルトで錦織がブレーク。第1セットをわずか24分で奪った。
<第6ゲーム>5-1 錦織のショットが絶好調だ。40-15から、体勢を崩しながらも強烈なワンハンドフォアがコーナーに決まる。錦織がキープ。
<第5ゲーム>4-1 錦織の攻撃的なリターンがはまり、0-40のブレークポイントに。最後もリターンエースが決まり錦織がラブゲームでブレーク。
<第4ゲーム>3-1 ベッカーは錦織の左右への揺さぶりに苦戦。ミスショットが相次ぎ、錦織がキープ。
<第3ゲーム>2-1 錦織が攻めのショットを見せる。わずかに外れるなどし、ベッカーがキープ。
<第2ゲーム>2-0 一方の錦織は30-15からサービスエースを決めるなど、好調な滑り出し。錦織が落ち着いてキープ。
<第1ゲーム>1-0 ベッカーのサーブから。ベッカーはダブルフォルトが2度出るなど、サーブは不調の様子。ジュースまでもつれると、連続ミスショットでいきなり錦織がブレーク。