男子で世界選手権代表入りを決めている白井健三(20=日体大)は「気楽に臨めた」と言い、床運動と跳馬で順当に決勝に進んだ。

 「人と比べる必要はない」と言うほどの自信を持つ床運動では、種目別のスペシャリストが争う舞台でも2位に0・700点の大差を付ける別次元の内容だった。

 4位だった跳馬では故障のリスクなどを考え、銅メダルに輝いたリオデジャネイロ五輪で決めた「シライ2」と4月に新技と認定された「シライ3」を回避した。

 「いいイメージを世界選手権に持っていける試合にしたい」と決勝を見据えた。