フィギュアスケート女子で今季シニアデビューする本田真凜(15=大阪・関大高)が7日、横浜市内で行われたアイスショー「ドリーム・オン・アイス」で今季のフリーで用いるオペラ「トゥーランドット」を初披露した。

 同曲は、06年トリノ五輪金メダルの荒川静香さん(35)がフリーで使用した。本田は胸元に豪華な装飾を施した深い赤の衣装で、荒川さんの代名詞となった「イナバウアー」も入れながら、情感たっぷりに滑りきった。初披露にもかかわらず、ほぼ完璧な演技を見せ「こんなに合っている曲は初めて。荒川さんのように余裕をもってイナバウアーをできるように頑張っていきたい。これから良くなっていくと思う」と手応えを口にした。

 荒川さんに、この曲を使用することを伝えると「真凜ちゃんにとっても、パワーミュージックになることを願っています。力強い演技をとても楽しみにしています」とエールが届いた。この日は七夕。演技前には短冊に「自分の願いがかないますように」と書いた。一番の願いは「五輪に出場すること」。勝負曲と女王のエールを力に平昌五輪出場を狙う。【高場泉穂】