フリオ・ラマス新監督(53=アルゼンチン)率いる世界ランク48位の日本代表が、同26位のウルグアイに完敗した。

 第1Qの出だしに0-9と出はなをくじかれた。ウルグアイの激しい守備に、パスミスを連発。要所でフリースローを決めきれず、世界の壁の厚さを実感させられた。その中で、ガードの篠山竜青(川崎)の粘っこい守備や、張本天傑(名古屋D)が攻撃で光るプレーも見せた。初陣を飾ることができなかったラマス監督は「ウルグアイがうまくゲームをリードして点差が開いた。日本もそれに合わせてリズムを崩してしまった。でも、選手たちの姿勢は良かった。私たちにとっていい経験。今日負けたことで、アジア杯へ向け、課題になっていることが何か気づくことができた。ウルグアイは世界ランク26位のチーム。強豪チームとやることで我々は成長できる」と話した。

 司令塔の富樫勇樹(千葉)は「自分がスタメンのPGで、その部分で責任を感じる。監督が来て、まだ始まったばかり。チームの理解もまだまだだと思う」と話した。チーム最多タイの13点を挙げた比江島慎(三河)は「出だしでやられたのがすべて。スタメンだったので、もっと何かできたんじゃないかと後悔している。コーチからはもっとペイントエリアにドライブするよう言われたができなかった。明日は積極的にドライブしたい」と話した。張本天傑(名古屋D)は「前半は外も中もドライブできたが、相手が修正してきて、自分たちがやりたいバスケットができなくなった。もっと試合でプレイタイムをもらえることが必要。若いんでもっとアグレッシブにやりたい」と話した。3つのターンオーバーを犯し、3得点に終わった筑波大4年の馬場雄大(A東京)は「この試合が自分にとって苦しかった。周囲に迷惑も掛けた。もっとやりようがあったと思う。練習したことがうまくできずに、悔いの残る内容だった」と反省していた。