全日本柔道連盟(全柔連)は10日、ロシアのウラジオストクで9月6、7日に行われるジュニア国際大会に男子100キロ級の飯田健太郎(国士舘大)や女子78キロ超級の素根輝(福岡・南筑高)、同52キロ級の阿部詩(兵庫・夙川学院高)らを派遣すると発表した。大会名は「嘉納治五郎記念ウラジオストク日露ジュニア交流大会」と講道館柔道の創始者の名を冠する。

 ウラジオストクで開かれる「東方経済フォーラム」に合わせ、プーチン大統領と安倍晋三首相の支援も受けて大会実現に至った。国際柔道連盟(IJF)公認大会で男女各8階級を実施し、日本とロシアから4人ずつ出場。全柔連の山下泰裕会長も出席し、全階級を通して男女それぞれ1人に最優秀選手賞の「山下泰裕特別賞」を授与する。