初代王者の栃木ブレックスが、連覇へ向けスタートを切った。

 元日本代表監督の長谷川健志氏(57)を新監督に迎え、メンバーも大幅に入れ替わった新チームが、富山グラウジーズに快勝した。

 持ち前の激しい守備は健在で、試合開始から富山のターンオーバーを誘った。攻撃では広島から移籍した■(いかるが)誠司が10得点2アシスト、富山から加入の山崎稜が3点シュート2本を含む14得点と活躍した。

 コンディションの調整や、故障などで主力の田臥勇太、竹内公輔、遠藤祐亮ら主力は出場しなかった。長谷川監督は「最初から7人で戦うと決めていた。練習期間が短く、コンビネーションなどはまだまだだが、第1Qのアグレッシブなディフェンスなどは良かった。これからチームのスタイルをつくっていく上で、初日のゲームとしてはふさわしかった」と総括した。

 また、今後目指す栃木のスタイルとして「Bリーグの中で一番ファーストブレークの多いチームにしたい」と語った。

※■は角へんに鳥=いかるが