10月2日に開幕する体操の世界選手権に向けた男子の本会場練習が29日、モントリオールで始まり、内村航平(リンガーハット)白井健三(日体大)ら日本代表が会場の雰囲気や器具の感触を確かめた。

 個人総合7連覇が懸かる内村は跳馬や鉄棒でミスが出たが「毎年(本会場練習は)ぐだぐだ。6種目通じて、しっかりポイントは抑えられた」と成果を強調した。

 鉄棒のバーの滑りやすさなどを指摘する選手もおり、対応が必要になる。初めて個人総合に出場する白井は跳馬で「シライ2(伸身ユルチェンコ3回半ひねり)」を決めるなど仕上がりの良さを見せ「器具の感触はいい。いい確認ができた」と話した。

 亀山耕平(徳洲会)ら種目別の代表や、リオデジャネイロ五輪個人総合銀メダルのオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)ら海外勢も調整した。

 今年は団体総合がなく、個人総合と種目別のみを実施する。