第72回国民体育大会「2017愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」は30日、天皇、皇后両陛下をお迎えして松山市のニンジニアスタジアムで総合開会式が行われ、開幕した。愛媛では四国4県合同開催だった1953年の第8回大会以来64年ぶりで、単独では初の国体となった。「君は風 いしづちを駆け 瀬戸に舞え」をスローガンに10日まで実施される。

 式典には約4400人の選手団、役員が参加。選手を代表して、愛媛県から出場する柔道成年男子で12年ロンドン五輪73キロ級銀メダルの中矢力(ALSOK)と陸上成年女子の伊藤愛里(住友電工)が「自分の力を信じて最後まで全力で競技することを誓います」と声を合わせて宣誓した。

 炬火(きょか)走者は72年ミュンヘン五輪競泳男子100メートル平泳ぎ金メダルの田口信教さんや04年アテネ五輪陸上女子マラソン5位の土佐礼子さんらが務めた。

 競技は卓球の少年男子1回戦などが行われた。