絶対的な女王のメドベージェワが珍しくジャンプでミスを続けた。冒頭の3回転フリップで転倒すると、さらに3回転ルッツで着氷が乱れた。両脚にテーピングして臨んだため、影響を問われたが「体調がどうであれ、乗り越えないといけないレベル。脚のせいでは一切ない」と言い訳をしなかった。

 転倒で予定した連続ジャンプにならなかったが、後半に入れていた単発の3回転フリップを連続ジャンプに変更し「ハイライトになった」と自賛した。今季のGP2連勝でシリーズ上位6人のファイナル(12月7~9日・名古屋)進出を決め「日本ではすごく楽しんで滑れる」と心待ちにした。