フィギュアスケートのグランプリシリーズ最終戦、スケートアメリカで2位に入った坂本花織(17=シスメックス)は確かな手応えを得ていた。

 28日、羽田空港着の航空機で帰国。自己ベストを15・05点更新する210・59点だった演技を振り返り「初めての200点超えで、210点も超えられた。今後の自信になると思います」とうなずいた。到着ロビーに姿を現すと、多くのカメラを向けられた。「新鮮。緊張しました」といい「頑張ったら、これが何回も経験できるのかな」と笑った。次戦の全日本選手権(12月21日開幕、東京)となる。

 神戸野田高の2年生。30日からはテストが5日連続で続くという。移動の機内でも初日の日本史と現代文の勉強に励んだ。競技は会心の出来だったが、テストの方の自信は「もちろんないです」と苦笑いだった。