男子形は世界王者の喜友名諒(27=劉衛流龍鳳会)が6連覇を飾った。

 初戦から決勝までの5人の審判員による旗判定で4試合すべて5-0の完全優勝だった。決勝の相手は5年連続で新馬場一世(28=西濃運輸)。得意の「アーナン」の力強い演武で、新馬場の「スーパーリンペイ」をしのいだ。

 20年東京大会の金メダル最有力候補だが、「20年へ向けてやることは毎日の練習と、試合で優勝を一つ一つ重ねること。形は基礎が大事。何回も何回もやって積み重ねていくしかない」と、偉大な記録にも求道者然とした姿を崩すことはなかった。【首藤正徳】